ダニエル書第7章 四頭の獸 四つの王国
そのなかでも最大の謎、「第四の獣」についての預言。
その謎を解く手掛かりは、外典エズラ記ラテン語にあった。
旧約聖書にダニエル書という書物が収められています。その第7章に、ある有名な預言があります。
それは「第四の獣」についての預言。ダニエルが幻で見た10本の角を持つ恐ろしい獣。
あなたの見た幻を解き明かせばこのようになる。
海から昇って来るのが見えたあの鷲は、あなたの兄弟ダニエルの幻に現れた
第四獣のである。
しかし、彼にはわたしが今、あなたに解き明かしているように、あるいは既に解き
明かしたようには、明らかにされていなかった。
神はエズラに、はっきりこう告げました。
驚 = 第四の獸
そしてエズラに、ダニエルのときよりも、もっと明らかにするというのです。
これより「第四の獣」に関して、真の説明がなされます。
見よ、時が来て、地上に一つの王国が興る。その王国は、それまでにあったどんな
王国よりも、恐ろしいものである。
そこでは、十二人の王が次から次へと支配するであろう。
第二の王は、支配し始めると十二人の中のだれよりも長く治めることになる。
これこそが「第四の戦」についての真の預言なのです。
驚はある王国のことであると言い、王たちについての説明がなされます。
この預言の謎が解ければ、「第四の獣」の謎は解けるのです。
ソ連・ロシアのことになります。
以下、簡単に説明していきましょう。
「第二の王」はスターリン。在任期間が31年で、誰よりも長い。
争いにより、王国が滅亡のた機に瀕する、これはソ連解体のこと。王国の後半の
時代に起きています。
八人目までの「二人」が滅びる、 これはアンドロポフ、チェルネンコにあてはまります。
2人は5、6人目で8人目以内であり、どちらも一年ほどで任期中に死亡しているのです。
エズラ記(ラテン語)によると、次の指導者の時代に 終わりの時 が来ることに
なります。
1 レーニン 6年2か月
2 スターリン 30年11ヶ月 誰よりも長く治める
3 フルシチョフ 11年7ヶ月
4 ブレジネフ 18年1ヶ月
5 アンドロポフ 1年3か月 任期中に死亡
6 チェルネンコ 1年1か月 任期中に死亡
7 ゴルバチョフ 6年9か月
ソ連・解体
8 エリツェイン 8年5ヶ月
9 プーチン 8年6ヶ月
10 メドベージェフ 4年
11 プーチン 現在任期中
12 ? 終わりの時
ちなみにエズラは鷲の夢を見ましたが・・・ロシアの国章も驚なのです。
これはけっして偶然ではないでしょう。
なお、エズラ記ラテン語は新共同訳聖書に収められています。
引用を確認したい方はご覧ください。
はじめに
第1章 第四の獣
第2章 成就した預言
1 エゼキエル書 ゴグの預言
Ⅱダニエル書について 2章と8章の関係
第3章 秘め、封じられた預言
第4章 将来起こるであろうこと
1 代わって立つ「王国」
Ⅱ 最後の「北の王」
第5章 ダニエル預言の全容
第6章 新約聖書、古代ローマの預言
第1章のメインの部分を公開しました。
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試し読みができます。日本語版は途中までしか読めません。
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他の聖書預言についても根本的に読み直しを行います。それらの預言にも、「第四の獣」は関係しています。