第四の獣

ダニエル書第7章 四頭の獸 四つの王国
そのなかでも最大の謎、「第四の獣」についての預言。
その謎を解く手掛かりは、外典エズラ記ラテン語にあった。

旧約聖書にダニエル書という書物が収められています。その第7章に、ある有名な預言があります。
それは「第四の獣」についての預言。ダニエルが幻で見た10本の角を持つ恐ろしい獣。

この戦は地上に現れるある国のことを暗示しています。それはいったいどの国のこと なのか、これまで様々な議論がされてきました。しかし未だに決定的な答えは出て いません。
このサイトでは、その謎についに結論を出します。
実はこの謎はダニエル書に書かれている内容だけでは、決して解けないのです。
その謎を解く手掛かりは、旧約聖書外典にあるエズラ記(ラテン語)の中に、 収められています。その中に第四エズラ記と言われている書物があり、そこに、 「第四の獣」の本当の意味が隠されているのです。
そこではエズラという人物が、鷲の幻を夢で見ます。その鷲には3つの頭と 12の羽があるのですが、それらが不思議な変化をしていきます。
神はエズラを「終わりの時」を示すのに、ふさわしい者とみなしました。 その驚の幻について、神はエズラにこう告げます。

あなたの見た幻を解き明かせばこのようになる。
海から昇って来るのが見えたあの鷲は、あなたの兄弟ダニエルの幻に現れた 第四獣のである。
しかし、彼にはわたしが今、あなたに解き明かしているように、あるいは既に解き 明かしたようには、明らかにされていなかった。


神はエズラに、はっきりこう告げました。
驚 = 第四の獸
そしてエズラに、ダニエルのときよりも、もっと明らかにするというのです。 これより「第四の獣」に関して、真の説明がなされます。


見よ、時が来て、地上に一つの王国が興る。その王国は、それまでにあったどんな 王国よりも、恐ろしいものである。
そこでは、十二人の王が次から次へと支配するであろう。
第二の王は、支配し始めると十二人の中のだれよりも長く治めることになる。

この王国の時代の後半に、小さくはない争いが生じて、王国は滅亡の危機に瀕する。
しかしその時には倒れず、再び力を取り戻す。
その王国に八人の王が立つが、彼らの時代は短く、その年はすぐに終わってしまう。
その中の二人は、時半ばにして滅びてしまう。
しかし四人は、王国の終わりの時が近づくまで残るが、最後まで残るのは二人だけ となる。


これこそが「第四の戦」についての真の預言なのです。
驚はある王国のことであると言い、王たちについての説明がなされます。
この預言の謎が解ければ、「第四の獣」の謎は解けるのです。

2500年間、ずっと分からなかった謎に答えを出しましょう。
この預言の内容に、みごとに当てはまる国があるのです。
その王国とは・・・

ソ連・ロシアの地図

ソ連・ロシアのことになります。
以下、簡単に説明していきましょう。

「第二の王」はスターリン。在任期間が31年で、誰よりも長い。
争いにより、王国が滅亡のた機に瀕する、これはソ連解体のこと。王国の後半の 時代に起きています。

八人目までの「二人」が滅びる、 これはアンドロポフ、チェルネンコにあてはまります。
2人は5、6人目で8人目以内であり、どちらも一年ほどで任期中に死亡しているのです。
エズラ記(ラテン語)によると、次の指導者の時代に 終わりの時 が来ることに なります。

ソ連・ロシア歴代指導者

1 レーニン 6年2か月

2 スターリン 30年11ヶ月 誰よりも長く治める

3 フルシチョフ 11年7ヶ月

4 ブレジネフ 18年1ヶ月

5 アンドロポフ 1年3か月 任期中に死亡

6 チェルネンコ 1年1か月 任期中に死亡

7 ゴルバチョフ 6年9か月

ソ連・解体

8 エリツェイン 8年5ヶ月

9 プーチン 8年6ヶ月

10 メドベージェフ 4年

11 プーチン 現在任期中

12 ?  終わりの時

ちなみにエズラは鷲の夢を見ましたが・・・ロシアの国章も驚なのです。
これはけっして偶然ではないでしょう。

ロシアの国旗

なお、エズラ記ラテン語は新共同訳聖書に収められています。
引用を確認したい方はご覧ください。

引用文献 「終わりの時 聖書預言をもう一度読み直す」

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目次

はじめに

第1章 第四の獣

第2章 成就した預言

第3章 秘め、封じられた預言

第4章 将来起こるであろうこと

第5章 ダニエル預言の全容

第6章 新約聖書、古代ローマの預言

第1章のメインの部分を公開しました。
ちなみに英語版のアマゾン・サイトでは、ここで説明した内容は無料で 試し読みができます。日本語版は途中までしか読めません。

もしこのサイトの内容に関心を持たれましたら、本書をご覧ください。
他の聖書預言についても根本的に読み直しを行います。それらの預言にも、「第四の獣」は関係しています。

「第四の獣」について、動画で解説

ユーチューブリンク先(日本語バージョン)

「第四の獣」について、動画で解説
The Fourth Beast